Acrylic color, Marker
アクリル、マーカー
850mm × 580mm2010
Collaboration with HASE, NTR
BENISSIMO…
This is a tumblelog, kinda like a blog but with short-form, mixed-media posts with stuff I like. Scroll down a bit to start reading, or a bit more to read more about me.
Acrylic color, Marker
アクリル、マーカー
850mm × 580mm2010
Collaboration with HASE, NTR
BENISSIMO…
(via kuroutadory)
上野で開催中の「古代ローマ帝国の遺産」展の出展作品中、もっともこころを惹かれたのがこのミネルヴァ像だった。ミネルヴァは、ギリシアのアテナと同一視される学問と戦争の女神である。
公式サイトによれば、本品は日本で初めて公開されるギリシアのブロンズ像にあたるものだそうだ。アルテミシオンの神像などは西洋美術史の教科書でたいてい紹介されているが、ブロンズ像の実物を見るのはたしかに初めてかもしれない。ルーヴル美術館の常設展示でも見かけなかった気がする。
古典古代の神像といえば大理石像のイメージが強いのだが、実際にはブロンズ製の神像が数多くつくられていた。大理石とちがって青銅は鋳潰して再利用することが可能なため、後の世の人に資源として活用されてしまい、あまり遺らなかったといわれている。
立川談春『赤めだか』によると、立川談志は「落語とは人間の業の肯定である」と言ったそうだが、元禄の絵師・英一蝶(1652-1724)の風俗画にもそういうところがある。一蝶は、たわむれるひと、あたまをかかえたひと、よわいひとを好んで描く。
この〈雨宿り図屏風〉には、突然の雨にみまわれた人々が軒下をもとめ、身分や階層を越えて集まってきた様子が描かれている。近世都市につかの間生じた、市民的連帯の瞬間。
輪郭線なしで描かれた一蝶の空間表現は、天気雨の空気感をよく表現している。
一蝶の描く男性(とくに中年男)の表情は豊かで、よく描き分けられている。それに対して女性の容貌が類型的なものにとどまっているのが不思議だが、「美人画」という強固なジャンルが存在した時代の制約だろうか。
Michel Gondry Levi’s Commercial
東京国立博物館で11月2日まで開催中の「皇室の名宝」展1期で、伊藤若沖の「動植綵絵」を見ることができる。30幅からなる大連作で、タイトルは「動植物を鮮やかに描いた彩色画」ほどの意味である。
活き活きと描かれた動植物の魅力が…などと単純化して語るようなことはできない。描かれている鳥や魚のなかには、まるで動物学者の観察記録のように、死骸を写生したのではないかと覚しき〈不自然さ〉をもったものがあるが、それらが卓越した構図中に配されることで〈生命〉を与えられて見えるのだから不思議だ。生と死のきわどいミクスチュアから、剥製をもてあそんでいるような背徳的な蠱惑を感じずにはいられない。
If you are fortunate enough to be staying in Tokyo this month, I bet you’ll have a wonderful time at Tokyo National Museum (exibiting Treasures of the Imperial Collections - Splendor of Japanese Art).
1期と2期に分けられており、会期の区切れ目すべての作品が展示替えされるとのこと。11月3日(火)までの1期では、とくに前半の「近世」の部で永徳、若沖、抱一、又兵衛らの貴重な大作が公開されている。